詩人:猫の影 | [投票][編集] |
「俺の背中には翼があるぜ。」
そう言って 君はあの高台から羽ばたいた
一瞬 その背中には本当に翼が見えて
僕は涙を流したんだ
だけど君の翼は 一瞬のうちに姿を消して 君の体は
現実に捕まった…
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「うおりゃ〜」
突然叫んでお前はその豪雨のなか飛びこんだ
「ちくしょ〜」
声がかき消されるくらいの雨の中
お前は怒りながら泣いてたんだ
泣いてる顔見られるのが嫌だから
病み上がりのくせに。
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この青の中
僕ら自分の影を後ろの方に追いやって
人の影だけ踏みつけてきたんだ
さぁもうそろそろ自分の影も見なおさないか
あの線から なんてことはできないのなら
ちょっとずつでもいいんじゃないか
人の痛みがわからないなら
傷ついてみるのも手段だろ
僕らが大切にしてきた自分を
そろそろ旅させようか
僕らそろそろ旅にでようか
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俺は
お前のナルシストなとこが気に入らん
俺は
お前のおもろないとこが気に入らん
俺は
お前のしつこいとこが気に入らん
俺は
俺は正味お前のほとんどのとこが気に入らん
やけどな
お前はキャプテンや
お前以外にキャプテンはおらんのや
俺らが決めたキャプテンや
のうキャプテンよ
引退まであと1ヶ月やのう
俺らあと1ヶ月やのう
腰据えて行ってくれへんか キャプテン
俺土台なるからよう
俺らの上に立ってくれへんか
のう キャプテン。
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君のこと抱き締めたくて
ベッドのなかでふとん抱き締める。
君に逢いたくて
君との写メを眺める。
君のことが大好きで それはもう大好きで
君がいないと僕は
グラグラ揺れに揺れて倒れてしまうだろう
だからねぇ このまま世界が終わるまで僕ら一緒にいよう
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信号機の向こうに
君がいて
信号機の下に
僕がいて
信号機は
赤で
なんか
乙姫と彦星みたいで
僕は
信号待ちの間
せつなさで泣きたくなった
………………青になる
僕は
信号を待ってた人の誰よりも早く
飛び出して
君の元へと天の川自転車で
渡りきる
そして
君の笑顔に
出会ったから
君を強く強く抱き締めたいと思ったんだ
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せっかく君がそばにいるってのに
君を抱き締める腕が震えるのは
やっぱり僕が意気地なしだからなのか
それとも君を「いつか」失う可能性に怯えているのか