詩人:猫の影 | [投票][編集] |
君に逢える明日のせいで
僕は何もかもがもうどうでもよくなってしまう
君に何の話をしよう
君にどれだけ好きって言おう
君に会ったらまずなんて言おう
君に逢える明日があるから
僕はきっと今この瞬間息をしていられるんだろう
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指先で巻きとった
虹色のその風を
君の黒髪に結いつけたなら
昨日見つけた赤色の星砂を
君の唇にすぅっとのせて
そっと頬にくちづけよう
頬がぱっと桃色に
色づいたならそれでもう
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いい具合の嵐だね
なんともこれは気持ちよい嵐だ
今にも僕をどこかに飛ばして
今にも僕を吹き飛ばして
空へ放ってくれそうな
これはなんとまぁ 頼もしい嵐だ
準備はできているよ
さぁ嵐よ
僕を空へ運んでくれ
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噛み砕いた白米は
食道を通って胃袋に到達した
栄養になり
栄養になったり
栄養になった
飽きはじめたのに白米を
噛み砕いてのみこんでしていたら
あまりの偏食にほら
消化不良
食中毒
ショック中毒
ブッシュ中毒
栄養はバランスよくとりましょう
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時間はいくらあっても足りない
君との時間ならなおさら足りない
なのに ねぇ どうして
なのに ねぇ どうしてなんだよ
神様はこんな時にだけ僕らの人生に干渉する
普段はポップコーン片手に鑑賞してやがるくせに
なのに ねぇ どうして
なのに ねぇ どうしてなんだ
時計の針はこんなにも早く動く
君は僕から離れていく
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今日の君のお洋服は
昨日僕が「あれが好きだ」っていった
そのお洋服
あぁ やっぱ最高に似合ってる
あぁ やっぱ最高に可愛いよ
ほらあんまり君が素敵だから
お日様までもデレデレしてる
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人を好きになるってことや
自分は人間なのかってこと
そもそもここはどこなのか
答えはいつも不明確で
世界はいつも曇ったまんまなんだ
霧の中さまよい続けて
霧の中さまよい続けて
僕は霧の中さまよい続けている