思い描くことでしか君を隣に感じることはできなくて温もりははるか遠く夜のどこか抱きしめた腕は空を切り悲しみだけが闇の中君は今君が愛する人に抱かれて春の音の中揺らいでいるの?君は今君を愛する人に抱かれて星屑の中を流れているの?噛んだ唇鉄の味君との恋がレモン味向き合う苦痛と甘美絡み合う衝動と理性見失った激動はまた僕の冷静をノックする君がほしい君だけがいとしい君以外はいらないんだ
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