詩人:猫の影 | [投票][得票][編集] |
もし世界が終わりを迎えたらなどと、
しようもない事ばかり考えていた
考えていたもんだ
もしや自分は自分じゃないのではと、
しようもない事ばかり
ばかり考えていた
いつか花は開くのだろうと、君は遠くを見て言った
オフィーリア、いつも美しく微笑んでいる
そして風景はにじむのだろう
もうそれは届くはずのない手だと、
どうしようもない夢の話を
話を思い出す
いつかその瞳は閉じるのだろうと、君は空を見て言った
オフィーリア、水面に漂う髪が透ける
そして大気は流れ込むのだろう
いつか散るその花の名前は、思い出せなかった
いつか笑える日が来るのかしらと、君はこちらを見て言った
オフィーリア、優しいその手が頬を撫でる
そして視界はたゆたうのだろうか
そしてオフィーリア、君は