詩人:猫の影 | [投票][編集] |
唐草模様の未来は
どうにも胸に悪いらしい
闇雲にひろがって
不安に空虚が満たされる
向こう側には何があるのか
そんな事を知りたいのか
馳せる思いはいつでもきっと
耽美に甘美に爆ぜてしまうから
つまらない思い出も
つまらない未来でも
それは途切れる事なく続いて行くはずだ
どのみち歩かなければならないんだろう
それでもいいと思う次第だ
唐草模様の窓ガラスが
どうにも目には落ち着かない
うろこ雲が朱に染まって
黄昏が黒に覆われる
向こう側には何があるのか
そんな事は知りたくもないのに
走る僕は今にもきっと
酸鼻な未来に捕まってしまうから
つまるところは昔でも
つまるところが明日でも
それが途切れる事なく続いて行くはずだ
どのみち歩かなければならないんだが
それは自分の脚次第なんだ
唐草模様の未来は
どうにも胸に悪いらしい
闇雲にひろがって
不安に空虚が満たされる
つまるところは昔でも
つまるところが明日でも
それが途切れる事なく続いて行くはずだ
どのみち歩かなければならないんだが
それは自分の脚次第なんだ