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猫の影の部屋


[71] 寒風
詩人:猫の影 [投票][編集]

寒空の下、君と二人

抱き合ったのは去年の今ごろだっただろうか。

”僕は君しか見てなくて、君は僕しか見てなくて”

そう信じてた。

初冬の風が君の気持ちをさらっていって

二度と帰ってこなくなるまでは。


今年もまた初冬の風が吹き抜けてく。



「ねぇ、寒風さん。あの女の子の気持ち、どこにつれていったんですか?」



君のいない僕の隣を。

2005/11/08 (Tue)

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