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猫の影の部屋  〜 「寒風」への投 票 〜

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[55203] 寒風

詩人:猫の影

寒空の下、君と二人

抱き合ったのは去年の今ごろだっただろうか。

”僕は君しか見てなくて、君は僕しか見てなくて”

そう信じてた。

初冬の風が君の気持ちをさらっていって

二度と帰ってこなくなるまでは。


今年もまた初冬の風が吹き抜けてく。



「ねぇ、寒風さん。あの女の子の気持ち、どこにつれていったんですか?」



君のいない僕の隣を。

2005/11/08 (Tue)
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