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丘 光平の部屋


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詩人:丘 光平 [投票][得票][編集]


太陽は知らない
その残り火が
もうわずかだということを

すると
どこからともなく
冷静な闇が訪れ
その大きな手で包み込んでゆくのだ
高い建物も
また小さな屋根も

そして
街を隔てる川に立ち
じっと腕を伸ばしたままの橋
その橋の上で女が
しずかな瞳で
水の行方を追っている

2006/01/20 (Fri)

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