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こんな低級なラブゲーム いらないのよ
ツマラナイでしょ?
始めから 答えの分かってる
こんな低級なラブゲーム
私の渾身のサーブを いとも簡単にボレー&スマッシュ
あなたには到底 敵わない
分かっているのに 打ち込んでしまう
あなたにゲームを支配されている
私には あなたのコートは広いけど
あなたには 小さく見えるんでしょ?
ポイントを奪えない このもどかしさ
うまく操られている 私
悔しいけど、私の負けなのね
ホントは分かっていたけど コートに立つ前から
あなたのその目に 戦意喪失なの
あなたはそれに気付いて 私を見ながら
ゲームを上手に運んでいくの
こんな低級なラブゲーム いらないのよ
ツマラナイでしょ?
始めから 答えの分かっている
こんな庭球な0ゲーム
あなたにあげるわ
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「今から帰るよ」
テールライトがそう語る 家路へ急ぐ光の波
同時に寂しさを感じるのは
その声さえ 光の波に飲まれているから
知らない土地だった この街並が
いつの間にか 住み慣れた街へ
けれど この光の波を見る度に
溶けこんだはずの自分が
何処かへ帰りたいのだと つぶやく
眠らない街の明かりが 問いかける
「何処へ?」
車を走らせても 先は見えないまま
「帰りたい」
ここではない 何処かへ
受話器から聞こえた その声に安堵する
帰りたい、君の所へ
ヘッドライトに照らされた道が 君に続いているといい
眠らない街をすり抜けて 君の元へ
「ただいま」 ただそれだけが言いたくて
光の波へ 溶け込みながら
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あの日のあの曲がり角 今でも覚えてる
曲がっていたら、この距離は縮んだ?遠のいた?
今でも迷ってる
この道を選んだこと 後悔しないけど
なんだか先は長くて どうにも足が重い
満たされない私は 寄り道したり、戻ってみたり
回り道をしたり ぐるぐると回る
あの曲がり角 曲がっていたら
もっとあなたに近い場所で笑えた?泣けた?
側にいれたの?
今はもう あの曲がり角さえ見えない場所で 思いを馳せるだけ
…それは、あの交差点に? あなたに?
分からないまま 思いだけが募る
だから思い出はキレイなのだと、誰かが言った
今はただ、夕暮れを待つ
明日へ向けて
この交差点を見ている
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鮮やかな光が 辺りを包み出すと
誰もが皆、導かれる様に 光の元をたどる
その先には 優しく力強い眼差し
雲の隙間から流れる それは
誰の元にも 同じだけ降り注ぐ
まるで 儀式の様な瞬間
「懺悔」し、「許され」 また歩き出せる
だから 私達は祈る
この祈りが
あなたに 私に
届くように
そして 今が始まる
そして 今日が始まる
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キミから届いた 真夜中の贈り物
あげたかったハズのモノは、本当は自分が欲しくて
受け取ってもらったハズのモノは、本当は自分が欲しかったモノ
気持ちと言葉がうまく噛み合わなくて
返事を書きそびれてたボクに キミからの言葉が
ボクにまた力をくれた
ありがとう、ボクもまた笑ってみせる
苦しさも痛みも少しずつ、分け合おうか
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ゆっくりと ボクが治っていく
それはまるで 寒い日に飲む ミルクティーみたいに
じんわりと温かい、優しいものが ボクに染みていく
その紅茶の銘柄は “言の葉”
ひとつひとつ手摘みで 大事に収穫されたモノ達
ゆっくりと抽出して
けれど 置きすぎたら 渋くなるから気をつけて
この優しい、温かな飲み物
あなたにも 届けたい
Will you have cup of milk tea?
極上の Tea timeを
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たどりつきたい 場所がある
でも今はまだ
たどりつきたい 人がいる
だけど今はまだ
やっとの思いで たどりつき 安堵して
穏やかに過ごせるのは数日
いつの間にかつまづいて
また あなたが遠くなる
近付きたい
その距離は埋まらない
でもそれは
あなたも同じ速度で
進んでいるから
それでも
いつかたどりつき
あなたと同じ世界が見たい
その時
あなたの痛みを抱いて、感じれる?
私の肩にもたれる
あなたを夢見てる
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偶然の様な必然
会う度 キミに惹かれてた
この想い 届かなくていい
この先 歩いていく道を 見届けたい
少しだけ、見ていられたら それだけで…
息が切れたら 深呼吸
頭を撫でて 背中を押して
時々 見てくれたらいい ボクの腕
その強さと優しさ 蓄えて届けたい
そんな自分でいられたら それだけでいい
キミの瞳 曇らない様に
キミの未来 曇らない様に…
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投げ掛ける この言葉
あなたに届くだろうか?
問いかける この言葉
あなたに響くだろうか?
私を吸収して あなたが歩けるのなら
あなたに 吸いつくされてもいい
私はそのために 存在(ある)のだから
あなたが輝けるのなら、私は枯れてもいい。
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昼間から降り続く 久しぶりの雨
冷たい雫に 心まで濡らされる
こんな日はどうしたらいい?
笑いながら ボクの髪を切り
疲れまで切り落としてくれてた あなた
髪を伸ばしてる間に もう会えなくなってるなんて
そんなの有り得ないよ
これからは誰に 切り落としてもらえばいい?
こんな日は会いたかったよ
そして、こんな自分を笑いとばして欲しかった
また、しばらく髪を伸ばすよ
…誰かみつかるまで。
飲みに行く 約束
忘れてないよね?
今夜はつきあってくれるよね、
一杯だけでいいから