| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
地元のＣＤショップで
買った
今流行のモノから
懐かしのＣＤ
今はもうホコリまみれの
ＣＤコンポとりだして
貴方はこの曲が好きって
言ってたっけ
その曲聞いた当時は
いまいちあたしは
同意出来なかったけどね
する事もないから
買ったＣＤ
流しまくって
時々コンポがうめいたり
時々あたしがうめいたり
歌詞カードめくって
頭フル回転
読み方間違えて
一人芝居
貴方はこの曲が好きって
言ってたっけ
その曲聞いた当時は
いまいちあたしは
同意出来なかったけどね
今はこの曲
覚えたのよ
読み方もちゃんとね
まだカラオケで
歌った事ないけど
初めて歌う時は
貴方がいてほしいな
初めて歌う時は
貴方を呼ぶからね
ならない携帯電話
着メロは
貴方の好きなあの曲
電話が
かかって来たら
携帯の向こう側で
歌ってあげるから
| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
耳を近付けて
君の歌を静かにきく
このまま
どうかこのまま
聞いていたい
目をつぶって
真っ暗な視界に
君の顔
君の髪型
君の背丈
君の笑い声
君の視線
君の体温
もっと深く深く
聞き惚れて
目をつぶって
思い出して
もっともっと
細かく
君の仕草
君の横顔
君の口付け
君の好きなところ
君の寝顔
長い長い
髪の毛が
体に触れて
目をつぶってても
君がいるのがわかった
忘れられない
忘れられない
だって
すぐここに
君の歌があるから
もっと耳を近付けて
深く深く
思い出して
目をつぶれば
目の前にいるのに
| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
どうせ来ないだろうと
投げた携帯
意味も無くイライラして
投げてから数時間後
押さえる事のできない
衝動に負けて
携帯を開く
イライラしてた
気分がスッと消えて
いくのがわかった
遅せぇんだよ
コノヤロー
この笑顔を
どうしてくれよう
| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
『もう一人
自分がいたら
どう思う？』
そんな話を
した事があったっけ
当時は
『そんな事
考えた事もない』って
予測もつかなかった
今なら分かる
ほら
ちょうど
あの頃にそっくりの
私がいて
ちょっとした事で
喜んでる
なんて愚かだろう
なんて愚かだろう
多分今なら
『嫌だね。
なぐりたくなる』
とか言うだろね
当時は
自分にとって
これが一番
正しいものだと考え
自分が物語の
ヒロインのように
ほら
いらない感情ばかり
イライラ
イライラ
胸を掻き毟りたくなる
なんて馬鹿らしい
なんて馬鹿らしい
イライラ
イライラ
どす黒いものが
心の中で渦巻いてる
纏わりついて
うざったい
あぁ
なんて醜い…
なんて醜い…
| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
卒業まで後わずか
とくに悲しいという
気分には
まだなれなくて
まだ大丈夫
まだ大丈夫…
繰り返し言い掛け
次に会う時は
卒業式だね
って初めて
受け止めた時
笑顔が作りにくくなって
笑ってるのに
疲れた
今日の最後の授業が終わった
いそいそと
帰る人混みに
少しイラついて…
泣きそうになった事は
内緒にしておこう
そうしておこう
| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
どうせ会えない
どうせ会えないんだ
さよなら
もう
お別れ
そうやって
何度も呪文のように
言い聞かせる
期待なんて
絶対してやんない
もう会えない
もう会えない
ねぇ
素直に気持ちを言うのは
どうしてダメなの？
あたしの
『会いたい』という
気持ちは
どうすればいいの？
あたしは
会いたいよ
| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
社交辞令は
大嫌い
『卒業しても皆で集まろう』
大賛成だよ
君に会えるなら
絶対だよ
でもね
いままでのを見てると
いまいち信用できないの
それ
社交辞令じゃないよね？
会うための時間や
日にちを開けるのは
簡単だけれど
会いたいという
気持ちがなきゃ
会えないんだよ
| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
プレゼントは
あたし一人で考えて
買ったモノだなんて
あげたくない
君にとって
本当に欲しいモノを
買ってあげたいから
そこらのお店で
売っているモノはやだ
あげるなら
世界に一つだけのモノ
自分で何か作れたら
一番
それをあげたい
それで君の喜ぶ顔が見れたら…
愛情を形にして
君の手元に残るように
あげたいという気持ち
あげれたという気持ち
あたしの中で
宝物になるの
| 詩人：香奈 | ［投票］［編集］ |
どんなに辛くても
死にたいとは思わない
そう言った君に
あたしはどれだけ
安心したか
どんなに救われたか
君は死ぬだなんて
軽々しく言わないでね
君も辛いけど
残された人
不安定な君に何も出来ない
あたしの方が
一番辛いんだから