ホーム > 詩人の部屋 > ヒバリの部屋 > 碧い天(そら)に

ヒバリの部屋


[1] 碧い天(そら)に
詩人:ヒバリ [投票][編集]



 白いチョークで

 僕は青空に文字を書く

 その文字は天の蒼さに溶け込み

 はかなくして消えていく

 ――まるで

 ―――僕の生命のように



 真っ白い雲が

 勇気と名付けられた太陽を

 覆っていく


 でも

 僕の明日は晴れている

 雲なんて

 ―――見えない

 天の蒼が

 途切れないのを

 僕を引き留めるのが

 一つもないのを

 示しているかのように




 白いチョークで

 僕は青空に文字を書く












 ―――生きたい




2007/01/12 (Fri)

[前頁] [ヒバリの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -