ホーム > 詩人の部屋 > ヒバリの部屋 > ありがとう

ヒバリの部屋


[2] ありがとう
詩人:ヒバリ [投票][得票][編集]



ただ、愛していた

愛していたから、一緒にいたいだけだった

だけどそれすらもできなかった

君の、小さい頃からの夢のために

僕の、小さい頃からの夢のために

一緒にはいられなかった

離れ離れになって初めて叶えられる夢だった

そうして僕は夢をとった

君も納得して夢をとった

お互いに絶対夢を叶えようと

最初で最後の約束を交わした











数年後、僕は夢を叶えた

少しだけ有名になった

その僕の名は君まで届いているだろうか

その名を君まで届けることが、僕の最大の恩返し

僕の大切な想い出を一緒に作ってくれたから

もう直接は言えないけれど

僕の名に乗せて、ありがとうを伝えたいから













君のありがとうは届いているよ



2007/01/14 (Sun)

前頁] [ヒバリの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -