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soulの部屋


[176] 香炉
詩人:soul [投票][編集]

止まらない
時間を見つめ
色褪せた
言葉を探し
曇り空
曖昧な色彩で
感情に色を付けた

緑の雨が降るくらいに
気づいたことは
多々あって

睡蓮が開く頃
夢から覚めるだろう

花は風に揺れ
木々が音を鳴らす
僕は
未熟な破片かき集めて
浮かび上がった
いつかの風景

空気に触れて
心が揺れた
思い出すのは
僕が僕であった事

僅かに残る
匂いで
蘇る感覚を
研ぎ澄まして
君と僕の隙間
その曖昧な距離を
繋いでいて
繋いで

2004/10/03 (Sun)

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