触れ合う温もりはじきに冷めて浅い眠りから覚めた私のため息が空中に咲いた奇形の空想を散らす祈りのイメージからじきに覚めて火を着ける五本目私の吐く息は残像をひとつ型どりながら空中を舞って流れたそれぞれの時間は日々の泡になって緑の雨粒に弾かれて鮮やかに割れたから花にも例えられない妙な後悔が床を染める頃にはじまりの言葉を探して私は震えた
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