詩人:soul | [投票][得票][編集] |
世間を騒がすニュースにあてられ
明日に不安を感じて
保険に入りました
前だけ向いて歩けりゃ良いんだが
案外それは難しい様で
また立ち止まって
振り返っているのです
新しく出来た都市の中心には
最新式の幸福に群がった
人 人 人
山みたいに固まって
あっさり崩れた
科学を信じて頼ってたら
利便性にとらわれて
考える事をやめました
自分の力で生き抜けりゃ良いんだが
安易な方へ流れる様で
また気付いたら
リモコン持ってたりするんです
僅か100年程の創造で
進化したとかしないとか
偉そうにタカをくくってたら
一周してまた猿になりました
始めから無かったものを失くしたって
こぞって騒ぎちらす
人 人 人
山みたいな黒い固まりは
あっさり崩れて
何も分からんまま
笑う
人 人 人
その光景はさぞ滑稽だろうね