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soulの部屋


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春だった

色とりどりの風
柔らかい陽の中で
空中浮遊
地上5cmを緩やかに滑走しながら
空から溶け出した色彩と混ざりあって
私がもとどおりになっていった

そんな夢を見たのかどうかも
もう忘れかけていたのだが

寝ぼけ眼で
ふと見上げれば
君の目の中に映る風景は
まぎれもなく
春だった

2007/02/21 (Wed)

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