波に浮かんで月が寂しげにゆらゆら乱反射して星空のようです水平線へと空中水泳ぼくらゆらゆら笑った顔が子供のようですひかりが揺れている曖昧風景まるで絵の具を混ぜたようで赤 青 緑空が泣いて洗い流されたらそれは世界のはじまりのようです夢から覚めれば見慣れた風景そこには確かにぬくもりがあったような気がして歩き出せば響く靴音柔らかな空気の振動ぼくはゆられてきみの声ひろがるのです
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