夢を見ていたすべて満たされていて何も無い世界でまるで嘘だらけの虹を追いかけて青い土へ還るそんな夢眠りから覚めて顔を上げると恥ずかしげもなく咲き誇る春もう緑色の太陽は傾き始めていて街に愛おしい影を落としていた遠くで子供の声さよならの響きが余りにもかなしいから欝陶しい程晴れた夜に星にまみれて幾つも約束を交わそう積み重なった嘘がいずれは本当になるように
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