忘れたなんて嘘だろう置き去りにしたつもりで実は少しも進んではいなかった見えるはずの無い景色を雨にのせいにして想像していただけで風に色をつける錯覚問いを投げ掛けてみても呆気なくそれはコンクリートに跳ね返ってはいつか重なった温もりごと熱を失い跡形も無く忘れ去られていった通り過ぎる日々を言葉にして綺麗に並べて思い出と呼ぶつもりなどそこから溢れ出すそれぞれの意味など知りたくもなかったはずなのに
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