行間の温度空気の揺れる有様放たれた言葉の躍動を芽吹く草木のざわめき流れる水の始まり打ちつける雨の獰猛さを季節の終わりを告げたあの風の匂い目を刺すような光水面に浮かぶ月の曖昧さを夜の静寂の饒舌さ輝く星の幾千光年の孤独暮れ行く陽の物悲しさをそれらの色を表す言葉すら私は未だ見つけられないままでいる
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