詩人:soul | [投票][編集] |
燃ゆる陽を見た
赤い満月が昇る
体が沈むのを感じた
三日月を見た
緑の風が吹き抜けていた
心が浮かぶのを感じた
紺色の海
眩しい一筋の灯り
蒼すぎる空
きっと手の中にあって
透明な声
舞い落ちてくる白
空色の涙
きっと僕は水の中で
遙か遠い赤橙
そこに際だつ黒
一筋の流れ星
ふっと消えて
アスファルトには黄色い陰
琥珀色の雨音
灰色の心を突き抜ける
遠すぎる陽
そっと手をのばす
赤い満月
つかもうと手をのばす
きっと届きやしないのに
水の中
全てが揺らぐ
黒い空が割れる
心は閃光となり
空をそっと照らす
虹色の唄が生まれる
色が生まれる
そっと手をのばす
きっと届きやしないのに