詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
きみが好きなぼく
ぼくが好きなきみ
きみの嫌いなぼく
ぼくの嫌いなきみ
嫌いな部分も
含めて好きだと
思えたなら
幸せだろうな
きみが好きなぼく
ぼくが好きなきみ
きみの嫌いなきみ
ぼくの嫌いなぼく
きみの嫌いな
きみも好きなぼく
ぼくの嫌いな
ぼくも好きなきみ
そうやって
互いを補えたら
どれだけ
幸せなんだろ
現実はそう
うまくいかないな
選べない出会いの中で
どうやって見つけようか
あちこちで
相思相愛が多発
幸せに噛まれて
今にも死にそうだ
詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
激しく憎悪してた
もし地球が
この手の平にあったら
簡単にライターで
燃やしてしまえる程には
〈一転〉
二回ほど事故に遭った
かのような顔の女に
言い寄られ
気が動転したんじゃないか
と思われるような
不可解な死を遂げた
常人には
人間などには
分かるものか
とでも言いたげな
奈落からの転落
自ら死を選ぶのは
お前じゃなくて
大阪人……いや
全人類じゃなかったのか
見限ったのは
どっちだ?
〈二転〉
変人は
この世を去った後
生前の
奇怪にしか
見えなかった行動を
その裏にある心情を
無理矢理にでも
評価されるものだが?
お前の場合
違ったな
スケールのデカい
誇大妄想
一見
裏切りにも見える
不気味なユーモアが
解明されるには
あと
半永久と少しかかりそう
〈三転〉
同情しない
金もない
可哀想とは思わない
だが
忘れない
ボケて
オムツをされるまで
最後まで正しく
自分に忠実だった
(たぶん)
奴の名を
愛する者だけ
こよなく愛した
(きっと)
奴の詩を
奴の死を
〈動転〉
俺は
ホモじゃないよね?
(たぶん)
でも
そんなの関係ねぇ!
(きっと)
〈0点〉
リビングに死体を置いて
復活の儀式
恨むように祈っても
何度ザオリク唱えても
「無駄無駄無駄ァ!」
……誰も
生き返りませんでした
最後まで
死にたがった
でも本当に
死ぬかよ普通
死なないのが
異常
だけど──
詩人:高級スプーン似 | [投票][編集] |
サイレントのまま
闇夜を走る
選挙カーが怖かった
本性を垣間見たような
そんな気がして
ゴミを漁る猫に
同意を求めて
視線を送るも
足を止めて
こっちを見るばかり
「…………」
うまく聞き取れないな
性善説は
最善策でしかないよ
でもこれが
後から付いた
汚れなら
元々汚れていた
訳じゃないなら
その汚れさえも
愛せるかな
自信ないな
問題は
その汚れ自体が
俺なら
本体の本人の主人格は
とっくの昔にもう
隠れてしまってさあ
汚れに
乗っ取られるなんて
お前は何がしたいんだ
俺は何がしたいんだ
根拠なき空虚の
傘下に入り
「今日もダメだ」と
産声を上げる
その誕生を祝う者はなく
TVも地球も知らんぷり
流れていく
流されていく
延命するだけの人生
それでも
いいんじゃないかって
いやむしろ
良いんじゃないかって
思い込んだ矢先
懸命に駆ける
“現実”を
目の当たりにして
ぶるぶるぶるぶる
震えてる
あふれる熱い涙
あぶれる安い涙
流れていく
流されていく
汚れ
落ちる汚れ
落ちこぼれ
略して俺
その汚れ自体が
俺なら
本体の本人の主人格は
綺麗さっぱりもう
落とした汚れの事なんて
忘れちゃっててさあ
それならなんで
汚れなんて
枕にして眠ったんだ
どうしたらいい
知らない
どうにかなる
ならない
どうでもいい
よくない
どうかな?
ないない
なよなよなよなよ
なよなよなよなよ
するなよ
少し黙れよ
黙っていたら
分からないから
意志の疎通が
上手くないから
それならせめて
黙ったままでいいから
あの日の猫のように
見てくれないか
見ません
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面倒臭いんです
愛を与えるって行為
いつまでも
貰うばかりじゃ
ダメですか?
代償なんて高いモノ
払う気さえありません
本音なんて醜いモノ
見せる気さえありません
それでも君は
好きだと言った
それでも君は
愛すと言った
それで僕は
好きだと言った
けれども僕は
愛せなかった
青い桜の花びら散って
後に続く葉もなく
枯れ絶え
裸のままの並木道
思春期以降
少しは成長しなさいよ
面倒臭いんです
面倒臭いんです
面倒臭いんです
面倒臭いんです
面倒臭いんです
嘘をついても苦しくない
副作用のない嘘が欲しい
そうすれば
誰とでも仲良くなれる
特典に
嘘だとバレても壊れない
関係と雰囲気があれば◎
誰も裏切りたくない
誰も傷つけたくない
この気持ち
偽物じゃないが
本物にも変わらない
成績も性格も堕ちる一方
最低だけど
地獄はもっと底にあるよ
言い訳にもなってないよ
それなら死ねばと
言われるような人間です
それでも君は
好きだと言った
それでも君は
愛すと言った
それでも僕は
愛せなかった
本音を言えば
愛さなかった
「可哀想な人間」だと
自分から言った
可哀想な人間です
それでも君は
繋がる前に気付け
途中で辞めて
ほったらかしにして
ぼさっとしてないで
片付けなさいよ
早く人生をしまいな
もがく人生おしまいだ
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続いてのニュースです
人が一人死にました
自殺か他殺か
犯人は誰なのか
おっと!
ここで嬉しいニュースが
飛び込んできました
でもその前に
人が一人死にました
悪影響悪影響うるさいな
そんなに言うなら
ニュースを十八禁にしろ
秒単位で変わる喜怒哀楽
目まぐるしさに
苦しさを催して
子供達が悩み病み
闇を抱える前に
事実はすべてゴミ箱へ
ウラ側を隠すなら
表舞台もCGにしろ
真実を半端に報せるな
それこそ毒じゃないか
むしろ
アニメやゲームで
丁度良い精神加減だ
素晴らしくない世界
美しくない世界
矛盾しかない世界
嘘ばかり言い訳ばかり
ゼロ信全疑の世界
人という感覚を失って
得るものは大体
不快な記憶に変わる
嫌だサイテー
最悪な気分
現実感のない世界に
旅行してもう
帰りたくない
そういうオチが
目に見える社会は
手首と共にカットだ
はいっ
フィクション入りま〜す
ここは地上の楽園
人間は死にません
誰一人死にません
殺そうとする誰かも不在
自殺他殺の発想すらない
未来永劫世界平和
あなたは明るい道を進む
おっと!
ここで嬉しいニュースが
飛び込んできました
でもその前に
人が一人死にました
救えない世界
人間を辞めても
人間らしさを忘れずに
ニュースは程々に
おっと!
ここで終わり。
続きはあなた次第、
とか言って
人任せにすると
ダメなんだ
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マジ真面目な話
うんこもちんちんも
人間にとって必要だ
うんこちんちん
そう
うんこちんちん
初めて書いた
うんこちんちん
真夜中に書いた
うんこちんちん
君に宛てた
うんこちんちん
君に当てた
うんこ
君に当てたい
ちんちん
違うんだ
故意じゃない
恋なんだ
この行為は
好意からくるもの
でRからして
ね?
そんな目で見ないで
ねぇ笑って?
…………
マジ真面目な話
うんこもちんちんも
人間にとって必要だ
もしも100人の村が
うんこちんちんだったなら
そのうち50人は
うんこちんちんで
もう半分は
うんこちんちんだ
これは詩か
それとも詩じゃないのか
どちらでもない
これは
うんこちんちんだ
そして
どんな人にも
うんこちんちんは必要だ
良い意味で
変態を目指そう
変態パワーを
解放させるんだ
明るい家族計画に
詩人の部屋のこれからに
うんこちんちんは必要だ
題名が思い付かない?
「うんこちんちん」
ハイ解決
朝のあいさつ?
「うんこちんちん」
ハイ爽快
一票の代わりに?
「うんこちんちん」
ハイ世界平和
スランプ中?
「うんこちんちん」
ハイ引き出し一つ増えた
詩人の部屋のテーマ?
「うんこちんちん」
ハイ正解
うんこちんちんとは
とある哲学者の
カタルシスである
という説はデタラメだ
果たして
そう言い切れるかな?
人類皆うんこちんちん
うんこちんちんを叫ぼう
う〜んこちんち〜ん!
追伸.
マジ真面目な話
みんなの掲示板にて
楽しい企画進行中です
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人間成績表を渡された
アヒルと煙突の大行進
協調性に欠けていて
人と話すのが苦手
これでも
合わせているつもり
けれども
どこかズレていて
噛み合わない
空気読めない
自分でも意味不明
コミュニティの外
たった一人で反省会
そんな気持ちを
詩にしてみたら
共感の声多数
温もりはいつも
醒めてからやってくる
何食わぬ顔で
全く別方向から
手遅れなのに
そう来たか
笑えない
笑うしかない
どうしようもない
どうにもならない
先生とクラスメイトの前で
消極的なライブ活動
続ける意味も
分からず続け
「ここにいるよ」
それさえ言えず
教室から沈んでいく
圧迫されて息苦しい
死ぬんじゃないか
そんな風にも
不思議という無知
底でも生きていけると
体験して初めて理解
適した形に進化
徐々に慣れる
見上げて気付く
奴らの正体
丸見えだ
人間じゃなかったんだ
人間もどきだったんだ
人外の先生
人外のクラスメイト
心を隠して
笑い合い
互いの腹を探り合う
個性はある
本当は一匹一匹
他に類を見ないほど
人の殻を破って
自分を曝け出せば
生きていく難易度が
格段に上がる社会だから
「貴方が人間なら逃げろ」
深海からメッセージ
泡で包み
地上へ飛ばす
チャイムが鳴る前に
人の皮を被って
さあ僕も
人間の気持ちなど
人間もどきには
判らないのに
人間を辞めてから
なぜか成績が上がった
会話のキャッチボールも
普通に出来るようになった
おかしな主張は
地上で弾けて
伝える相手を探して
温もりを奪われ
跡形なく消えた
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1.
「生きてはいるよ」
2.
死体を見ていない
カラダじゃない
コトバだけの関係
信じれば
裏切られ
疑っても
騙される世界
ココロはあるのか
信じる他に
確かめる術もなく
にべもなく打ち切られる
証拠となる
墓の行方は知れず
闇雲に掘り返しても
真実には当たらない
他の誰の証言も
本人の残した表現も
ノンフィクションか
ユーモアか
包まれた謎を開いても
謎が深まるばかりで
口を閉ざす理由
そりゃ死人だから
そうじゃないなら
答を応えろ
そう言われても
役作りにうるさい奴なら
フリだとしても話さない
本当に本当に
本当の真実を
墓まで持っていく奴なら
死んでも誰にも話さない
死体を見ていない
カラダじゃない
コトバだけの関係
それ以上
何もなく
それ以外
必要としない世界
ココロはあるのか
信じる他に
確かめる術があっても
そこまでせずに諦める
そんな関係がよかったのに
遺書を見て
見る前よりも
不自由になり
解決しないのは
生きている他人で
生きているなら本人も
棺に入る前から
身動きが取れない状態に
ノンフィクションか
ユーモアか
包まれた謎を開いても
謎が深まるばかりで
to be...not found.
後戻りしか道はない
3.
「死んでもいいよ?」
4.
「…………」
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争い過ぎ去り崩れ去り
決断一つ
クリック一つ
跡形なく消える部屋
そう遠くない未来は
とても静穏な状態が
続いています
心はとても穏やかで
辺りを見回しても
特に目立つ領域はなく
今後とも
静穏な状態が
続くでしょう
記録された
言葉は消滅
風穴から
抜けていく感情
取り戻せない想いに
みっともなく震える
表舞台に
変換される以前の
語られなかった
叙事詩だけ
手元にうっすらと残る
「これが本心か」
今更のように輝きが届き
思わず私は呟いた
遠い深い暗い
引き出しの奥にある
砕けた星の残骸は
もう二度と
浮かぶ事はなく
夢も呼吸も幻も
出会いも別れも与えない
そう遠くない未来は
とても静穏な状態が
続いています
心はとても緩やかで
大きな変化はなく
概ね笑って愛を交わす
感情の乱れも無く
比較的大人しい活動が
続いています
新たな展開が
出現するまでは
今後とも
静穏な状態が
続くでしょう
必ず帰ってくる場所に
あの部屋を指定したかった
ある朝
忽然と姿を消した
思い出を置き去りに
何も告げずに
行方を眩ました
まさか
こんな結果になるなんて
少し前から
理解っていただろ
要因の一つは自身にある
そうなるように
未来を仕向けた
安易な判断で加担した
後先考えず
己の手で奪ったんだ
ありがとう
さようなら
感謝と離別の挨拶は
行き場を失い保存される
元には戻らない塊を
八つ当りするかのように
強く強く握りしめた
もうすぐ
世界平和がやってくる
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赤信号。
朝の交差点、
人ゴミ 濁流
静まる雑踏
そして
波間に見えた花
寝呆けていて見逃した
現実離れした歌が
今の気持ちにリンクして
妙に現実・親近感
「これ
すっごく頭ン中
回回回回、回るんだ」
理論理
無視したマイマインド
酔い痴れて
流れ流れて
恥ずかしくなる
その気持ちも分かる
なんて言うか馬鹿
仕方ないや
歌う詞の中に
「君」と「僕」
よく使う作品ほど
涙を湧かす世ノ中
カタカナで着飾れ
痛いと呼ばれてナンボ
影で泣いて
また歩こう
キレのない貴方
冷静に背中を
向ける私の
身にもなって
口を開けば
勘違いか嘘
無理矢理
コーラを飲ませて
一泡噴かせたい気分
赤信号。
朝の交差点、
人ゴミ 濁流
静まる雑踏
そして
波間に見えた花
寝呆けていて
見逃した眼球にピアス
つまりは両ノ目に
穴を開けて
ファッショナブルな
自虐を極めつつ
老いる
あの日が遠退き
行き場が狭まる
少しでも逃げ出せる
今のうちに
生き方を変えろよ
「無理」
あっそ
青。
動きだす人、
海の向こう
次の赤が来ても無効
波間に見えた花
「おい」「それ」の
間もなく見逃した