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高級スプーン似の部屋


[360] 拝啓バックグラウンド
詩人:高級スプーン似 [投票][編集]

目の前で君が笑ってる

理由がわからない

君の後ろには道がある

地平線の向こう側

忘れてしまった事柄も

君の起こりまで続いてる



穏やかな曲

月の裏側から

手の届かない背中へ

後ろを見れば至る

いつかのスタートライン


目の前で君が泣いてる

理由がわかった気がした

君の後ろにある道を

踵を返して歩く君と

地平線の向こう側まで

手を繋いで歩く僕にも

わかった気がした


君の起こる原因に

関与していく僕の

後ろにある道から

ここまで辿ってきた歩み

これからへと続く未知に

二人で笑ってたいな

2011/10/11 (Tue)

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