一億円の夜もひとりだと寂しい何兆何京とかける額に反比例して目減りする光空から星が消えていくもういいよ瞼を閉じて目を覚ませキングサイズの草むらに寝転がって願いを捨てたどこにも繋がらない無縁の夜はきみも居ない虚空に手を伸ばす愚か者は笑い者掴めない何もわかっているのに朝が来ても輝かない日々いい加減に慣れろよひとりの夜は今も寂しい
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