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高級スプーン似の部屋


[530] 愚者の時間
詩人:高級スプーン似 [投票][得票][編集]

書きたいことがまとまらず
それでも書き出した
頭の裏に浮かんだ羅列
いまいちに思えて削除する

もう
思い出すことも出来ない言の葉は
薄いゴムの内側で息絶えたそれに似て
虚しい
萎える脳ではじめから
考えても考えても
納得いかずに蔵の中

誰にも見せることのなかった表現は
それでも与えたのか
私には落としたのか
影を
何かを

2015/04/02 (Thu)

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