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雪 螢の部屋


[19] 帰省
詩人:雪 螢 [投票][編集]

夏の日差しの中
僕は宇宙人になる
広い運河を泳ぎ
一匹の小魚になる
緑のトンネルを抜けると
小さな鳥になって
焚き火を眺めに
空を舞う蝶になる
クーラーの効いた部屋で僕は
地球人の祖母と二人きり
他愛のない会話を弾ませて
ゆっくりと流れる時間を楽しむ
そんな日々にも別れが来て
僕はまた宇宙に帰る
暑い日差しの中
僕は帰りの宇宙船を待ってる

2006/08/20 (Sun)

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