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近頃技術がどんどん進んでる
最近では日記をブログと呼ぶらしい
僕も一応やってみる
あなたとの距離を縮めたくて
技術は進化してるからあなたの日記も見れる
見たくない内容が書いてあることが書いてあるのは最初から分かってるよ
でも悲しいかな見てしまう
そして僕には落胆が大手を振って待っている
沈む沈む
一晩寝てすっきり忘れる
でも今日も技術は進化を続けているから
また見てしまうんだろうね
技術は新しくなろうが心はそう進化しない
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夜は長い
まだ明るくならないの?
長いからつい余計なことまで考えちゃうな
何で冬が寒いのか
とかね
余計なことでしょ?
でもたまに余計なことじゃないことも考えるよ
気になる貴女は何をしてるのかな?
とかね
TVが通販の時間だ
別に買わないよ
貴女も見てるのかな?
通販じゃ買えないものが一番欲しいと思った
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道端に落ちたアルミ缶は遂に錆びた
寂れた公園のベンチは誰にも座られず遂に朽ちた
川沿いに乗り捨てられた古びた車は遂に存在をも忘れられ腐食した
貴女の心すら時間が経てばいずれ消える
永遠などこの世にはもはや存在しない
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むずかしいこと
答えを見つけること
むずかしいこと
幸せまで歩数
むずかしいこと
貴方との心の距離
むずかしいこと
永遠の淵の向こう側
むずかしいこと
大切な人が永遠の淵に立った時の受け入れ
むずかしいことなんてそうそうない
そんな数少ないむずかしいことは本当にむずかしいから中々できない
ひとつだけでもいいからこれが出来れば強くなれるかもしれない
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指先も冷える寒い夜
望みと願いを考えた
望みはずっと平和に暮らせること
願いはその平和を誰かと共に暮らしたいということ
そんなことを考えてると心も冷えてくる
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ザーザー
ザーザー
雨はやさしいから音を消してくれる
声を殺して泣かなくてもいいんだよ
そう言ってくれてるように思った
男のくせに泣くなと言う父を思い出した
今日だけ許して
嗚咽を圧し殺すのはもう無理みたい
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やさしいね
その言葉が一番嫌い
やさしいで終わることがもう見えてるよ
やさしい人か
好きな人からのやさしいねはやっぱり堪えるね
苦しいね
涙がでてくるね
もういっそのこと悪い人になっちゃおうかって思うね
でもそんな勇気持ってないし
やっぱりやさしい人で終わるんだね
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冬は寒いか?
寒いでしょう
体も心も
雪が降ってきたよ
綺麗な白なのに僕の心は黒よりのグレー
その白で僕の心も白くしてくれないか
あっさりと断らないで
無理だってことはよく分かっているから
辺りに雪が敷き詰められた
白が真っ白になって冬が終わって欲しくないと思った
春が近くなった頃僕も一緒に溶けてもいいですか