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零不の部屋


[2] 小雨が降る
詩人:零不 [投票][編集]

青い瞳と金の瞳の黒猫が言いました。
「今宵は小雨だねぇ」
赤い首輪が鳴りました。
ちりんちりん。
「これじゃ主人の元にも帰れない」
小雨を降らしたのは金の瞳。
だから僕は聞きました。

「君の行きたい所はどこなんだい?」

ちりんと残響を残し。
黒猫は夜明けに消えていきました。

2009/01/22 (Thu)

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