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浮浪霊の部屋


[62] 神詠境地〜浜川天下推参〜
詩人:浮浪霊 [投票][編集]

 
円を描く切っ先の先で 光が啼いた
エンゲ ケツニク  ロップ
嚥下する血肉の群れが六腑を炙る
エンテイ
焔啼 「神を捜せ」
アヤ
殺まちに染まった仔らよ

崇めよ ただ崇める為に

《(目を呉れた) 私は目を差し出した
 (耳を呉れた) 私は耳を差し出した
 私は五臓の全て貴方に呉れよう
 だから泣いてくれ 神よ
 私が私を殺めるために》

コン   トウタダ
棍は唸り 刀は佇み

風はいななき 空に弾け

さんざめく鼓動が契りを笑う
シニクハ
歯肉食み 宵闇に笑う恍惚の(信仰の)

殺されるために産まれた仔らよ

崇めよ ただ死ぬために

激動に産まれた落とし仔よ

崇めよ ただ生きる為に




☆★☆




シャナさまこと梅宮 蛍さまからの贈呈品。
絶賛予定中のコラボ企画本『詩徒詠唱録』に収録予定の共作小説『試驗的破滅弍號【実動風紀】』の主人公格、浜川天下班長代理の詩なんだぜ! 詩人の部屋の日記に時々書いてるアレぞね。

それにしても私ってやつはもう三週間くらい前にはプロット上がるって約束したくせに未だに上げて無いのはどういうわけなんだろうね。

2011/01/03 (Mon)

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