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風野  樹の部屋


[5] まだ読んでない手紙
詩人:風野  樹 [投票][編集]

束ねた手紙の封を解いた
懐かしい

まだ呼んだことない手紙が一通
綺麗な文字
あの子だとすぐに気づいた

淡い恋愛だった
まだまだ子供だったことを想わせる

君も僕も成長したんだろうね

懐かしさにかられて
生徒名簿をめくった
まだ覚えている
クラスと出席番号


転居のための新しい番号のアナウンス
近くにあった手紙に走り書き
かけようかかけまいか

2005/01/29 (Sat)

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