詩人:浦覇 | [投票][編集] |
インターホンに呼ばれた
昼下がり
玄関開けたら
聖書もった女の人
『今回の地震は大変でしたが私たちにとっては良いことなの…』
『そして洪水が悪い人たちを裁いて私たち信者だけが救われる』
『楽園が完成する』
と…
ああ
こいつらが
『不謹慎』
っていわれる奴らか…
アンチキリストってわけじゃない
あんたが言う神が
異教徒を
かたっぱしから殺す奴なら
私は神を
殺人鬼と呼ぼう
あんたの家族が
大変な目に遇っても
あんたは言うのか?
『悪い人たちだったから』と
信仰で救われた話を
疑ってる訳じゃないよ
もう少し
考えて欲しい事が
あったんだ
嗚呼、きっと
君たちの神は
昼過ぎにインターホンを
鳴らせと君に命じたんだね