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浦覇の部屋


[63] そして僕の一日が…
詩人:浦覇 [投票][編集]


静かな朝

時計が音を立てながら
時間を刻んでいる事に気がついた


白昼

古い倉庫の隙間から覗いた世界が広く明るいと気づいた


夕方

通り雨は子供たちを
家路へと急かしているのに気がついた




深夜

月があんなに高いのに
この街のさみしがり屋は今日も眠れぬ夜を過ごすのだろう


そんな事を考えながら
僕はゆっくり目を閉じた



2012/02/23 (Thu)

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