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なっぷぃの部屋


[19] 耳なし生き物
詩人:なっぷぃ [投票][編集]

夏の夜に さりげなく捨てられたふりをしてみた

目を開けてまだ続く ものがたりのなかへ

吸い込まれるどこまでも 聞こえないふりをしてみた

流れていく色がまた 全てを明らかにする

なぜだろう? 怯えている僕がいる

奪いたい だからこそ ひたすら探すのさ

考える暇もなく 溺れたふりをしてみた

しゃがみこんだ場所が 少しだけ沈んだ

なぜだろう? 怯えている僕がいる

聞こえない だからこそ ひたすら探すのさ

2004/10/18 (Mon)

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