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[10] クライベイビー。
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泣かないで赤ちゃん
今はただ笑っていてよ
これから沢山
泣くことはある
だから今は笑ってて

どんな明日が来ても
良いように今は
泣かないで赤ちゃん


2005/12/12 (Mon)

[9] でも死なないよ。
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でも私死ねないよ
あの子を思うと
生きなきゃって
思えてくる

命の重さ
時々逃げたくなるけど

フラフラでも歩いてく
あの子の分まで
強くならなきゃ


2005/12/12 (Mon)

[8] スターダスト。
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いつになったら苦しさはなくなるのでしょう

衝動が止まらない



もしも誰も見向きもしない小さな星が
ある日突然忽然と消えてしまっても
誰も泣いたりしないでしょう
誰も探したりしないでしょう


苦しい
どうしよう
悲しい
私が消えたら
もっと優しい世界に変わるような気がした


あなたともっと
話せば良かった
あの時泣いちゃってごめんね



2005/12/11 (Sun)

[7] 星のお姫さま。
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心の砂漠で
ずっと誰かを待ってる
ねえ私は宇宙人?

バオバブの木の下で
誰かの声を聞きながら
淋しい思いをしてきた

見えないオアシスを探して
心が渇わいて仕方なかった

見えない星を探して
心の暗闇を彷徨っていた

この地球が
なぜか異世界にすら思えて

誰にも見えない私の心
途方もなく荒涼とした砂漠


2005/12/11 (Sun)

[6] 泣いてる子。
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あなたの好意が欲しくって
あなたの近くではいつも笑ってた

あなたの見えない場所では
途端に泣いてしまうくせに
本当の私を見せたくても見せられないよ

気付いてよ
こんなに弱いんだよ
こんなに好きなんだよ

あなたが楽しんでくれるならいいって
いつも笑ってた
少し幸せになれたかしら?

こんなに犠牲にして
泣いてる私はあなたの前では
我慢してるよ
たまには「偉いね」って褒めてくれたらいいのに

そうして明日も笑うのでしょう


2005/12/11 (Sun)

[5] 絵本の中の私。
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いつだったんだろう
お母さんが読んで聞かせてくれたお伽話
あれはもう随分昔のことだな

物心ついた時にはもう
毎晩のように優しい声で聞かせてくれた物語
私も飽きずに
最後まで聞くのを待たずに心地好くて
眠ってしまっていたな

まるでその絵本の中の少女が
私と重なって
夢中になって
幼心ながらに
うんうん頷いていた

あの本どこに行ったかな?
絵本の中の私に
また会いたくなった
埃まみれの本棚の奥に
眠っていた少女は
変わっていなかった
大人になった私は
目が潤んだんだ

2005/12/11 (Sun)

[4] いつか。
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その温もり
その優しさ
その微笑み

大好きだった
あの日までの午後
椎の木の下で
ランチを採って
白い蝶の止まる花
その側でお昼寝してた

あなたの寝顔を飽きずに見ていた
こんなに楽しい日が
いつまでも続いていくんだろうって
純粋に信じて
風が運んでくる歌に
耳を澄ました

兎はどこかに跳んで
澄んだ湖の畔で
白鳥が優雅に泳ぐ

目を閉じたら壊れそうな
余りにも美しすぎる時間が
ゆっくりと流れてく

あなたの夢の
邪魔にならないように
私はそっと寄り添った


何がいけなかったのか
戻らない時間のお話です

2005/12/11 (Sun)

[3] 88年の魔法。
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「ごめんね」の後にキスをして
さっきまでの喧嘩は
なかったことにしてあげる

「ありがとう」の前に抱きしめて
包み込まれる瞬間
大切にされてると
感じたいから

魔法なんだ
寂しがり屋の為に
一人じゃないことを
教えてくれる

私が生きて死ぬまで
ずっと解かずにいて欲しい


2005/12/11 (Sun)

[2] ノーへヴン。
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「天国なんてないよ」って
君はいつか言ったよね
だけど君といる世界は
私にとっての理想

そうだよ
ここが悲しい世界でも

2005/12/11 (Sun)

[1] 空。
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一羽の鳥が
高く飛び立とうとしている
まるで空に
素敵なものが
あるように

そこに素敵なものがあったら
わたしにも教えて



2005/12/11 (Sun)
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