詩人:鈴砂 | [投票][編集] |
ねぇ
お月様が見てみたい!
お月様って
いつもうさぎさんと一緒なの?
そしたらママやパパがいなくても
お月様は寂しくないね
私もお月様みたいになりたいな
ねぇお願い 連れてって
ほんの少しでいいの
小さなお姫様の
小さなお願い
いいでしょう
さぁ参りましょう
足元には気をつけて
―お散歩―
向こうをどんなに目を凝らして見ても
お月様もお星様も見えないの
真っ暗なの
向こうに行くの 寂しい
君がそう言うから
君のすぐ横
ほら そこにあるよ
示したそこには
半分だけのお月様と
お星様が一つ
すごい!
お月様ってあんなに光るものだったんだね
知らなかった
とっても綺麗!
嬉しそうにはしゃいで君は言ったけど
よそ見をして歩いていたから
道から落ちていっちゃった
小さなお姫様
そこからお月様とお星様は見えてますか
沈むお月様は
貴女が御気に召したようで
貴女を迎えに行きましたよ