初めて付き合った人にふられた日街の真ん中で泣いたこと今でも覚えているどうしてと訊ねても理由を言ってくれなかった君俺は席を立ったどんなに酒に酔ってもあいつはいい奴だったと笑って言うなんてまだ出来ないでも煙草をふかしあいつは最低な奴だったと言うわけでもない結局俺は最後の一瞬を延々引き伸ばした中で今日もこうして酒を飲む今では意図して止めた時の中だけにあの時の微笑む君がいるそんなどっちつかずの俺を何処からか見てる君が嘲笑った
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