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鈴砂の部屋


[29] 蜃気楼
詩人:鈴砂 [投票][編集]

遠い
遠い最果ての島を目指して
君は海を彷徨う
静かなる海を無理矢理に突き破りながら
君は当てもなく最果ての島を

遠い
遠い水平線の向こうに
目指した島があると信じて
君だけが海の上で
今も

海の向こうばかりみつめるのはやめなよ
そこまで辿り着けないことに気付いて
溺れるだけだから

2005/07/26 (Tue)

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