詩人:夜深 | [投票][得票][編集] |
憂いに沈んだ心に
鈍い風が どろっと吹いてる
自分を変革してみたい、とか
自分を消えさせてほしい、とか
時々思ってしまう
一人だけど一人じゃないあたし
くるくると回っていく
この景色や時計の針
むなしく胸が痛み出すから
私は息のかわりに涙を止めてみました
ブルー
染まるブルー
沁みるブルー
懸命に愛想を売って悲しみを買ってみようか
明日売り出された悲しみはきっと
明後日値上げで大損ね
ブルー
悲しみの色 それとも愛の藍色?
ブルー
冷たい心の奥底に
本当は優しい空が眠ってるの
夕焼けで紅くなってても
また
嫌なことを思い出して蒼く青く染まる
あのブルーはきっと
明日
真っ黄色の太陽の光を全身に浴びて
明日きっと
爽やかな新緑へと変わる
あたしは変わりたいと思っている
あたしは変わりたい
変わりたい変わりたい 生きたい 生きてみたい、必死に
そして誰だっていつも
仮面を被っている
虚勢という名の外せない外れない仮面を
ブルー
染まるブルー
沁みるブルー
青くなった仮面はいつか赤く染まって
明日の希望を見い出す