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夜深の部屋


[24] 夏の遠さ、愛おしさ
詩人:夜深 [投票][編集]


海の色した空の色
真直ぐに溶けてった飛行機雲

夏はすぐそこに
雨は止んで
太陽がぎら、ぎらり

会いたいと会いたいが重なって
愛したいになりました

つば広帽子を頭にのせて
風 夕暮れの夢を感じよう

突然やってくる不幸にも
偶然飛び出した運命にも
立ち向かっていけるように
まずは 笑っていこう 狂うようにたのしく

空が照る 昨日が散る
夜が来る 明日を見る

君が真夜中 彷徨って
時計の反対側にまで迷い込んだなら
私が
この羽根でひとっ飛びして
救い出してみせるからね

一緒に飛んでみようよ
世界中どこへでも
君はいつだって自由永遠少年(ピーターパン)なら
私は時々 羽根を生やす勇気持ちの妖精

気持ちの良い音楽に流れまかせて
明日からも飛ぼうよ
希望を信じて飛ぼうよ

君がいるならきっと
永遠に 恋の魔法の粉が在る

花の色した火の色
真直ぐに跳ねてった線香花火

夏はすぐそこに
涙は止んで
笑顔がきら、きらり

息したいと息したいが重なって
生きたいになりました

君の色した魔法の恋
どこまでも飛んでった夏のお星様

夏はすぐそこに
明日が生まれて
未来がふら、ふらり

会いたいと会いたいが重なって
愛したいになりました

心からの言葉を
いつか 君に伝えたい

夏の海、空、夢が
明日へ向かう
窓際落ちる涙や募る想いを
星に変えて
この夜空
今 このとき
羽ばたいて 思い切り笑おうよ 狂うように

2011/06/17 (Fri)

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