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夜深の部屋


[36] 涙声
詩人:夜深 [投票][編集]


突き飛ばされた涙は
簡単に崖から落ちようとはしない

地面にしがみついて
黒い影をみつめてる

朝顔が ひゅるり、
風に乗って 花弁を咲かすと
朝がやってくる

月が沈んで陽がのぼる

銀星が ひゅるり、
青に乗って 呪文を唱えると
夜がやってくる

陽が沈んで月がのぼる

涙は
夜に咲くもの

赤や青や黄色の
美しい花弁を空に舞わせる

花火の音で涙まじりの声が
よく聞き取れないよ
もう一度 よく聴くから
もう一度 言葉を放って?

夜空の声で笑顔まじりの歌が
聞こえたよ 聞こえたよ
もう一度 聴きたいから
もう一度 その声で歌って?

悲しい歌は聴きたくないから
もっともっと
笑顔で歌って

涙なんて見たくないから

この夜を覆ってる
瞬きの行方を数えても仕方が無いんだ
幸せだけを、 歌って?

2011/07/21 (Thu)

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