詩人:夜深 | [投票][編集] |
空を仰げば 純白の波打つ雲が
漂っている
夏風の香りが辺り一面
立ち込める中
吸い込まれそうな 淡い輝き
あれこれと 青空ノートに
かきつらねた 言葉の数々は
ひこうき雲の上に乗って
どこへ 飛び立つ?
心の謎とき 紐解けば
暗闇になびく 三日月が目を閉じる
真夏の香りがうすれる頃
アスファルトから 弾いたような
強いきらめき
あれもこれも 夜空日記に
散りばめた星くずのかけら
明日の朝 気球に乗り込み
どこへ羽ばたく?
一瞬 一瞬がストロボ写真のようだね
絶対に
忘れたりなくしたりしない この想い出
海底に眠る タイムカプセルにそっといれた
夏風の彼方に ずっと
君は私を待っている気がしてる
あたたかな輝きを 恐れずに
ちっぽけでもいいから 勇気に変えて
私も 今すぐ
行けるなら行こう 夏風の彼方へ