あなたがいなくて　さみしい

とても　とても
とても　とっても　とっても

あなたがいなくて　さびしい

とても　とても
とても　とっても　とっても

とってもとっても足りないの

あなたのいない世界では

ねえ　神様？
空の向こうはどんなところ？

宇宙に果てはあるの？

神様
わたし、時々、消えたくなるの

星屑になりたいのよ
宇宙の塵になりたいのよ
海の泡になりたいのよ
大地の肥になりたいのよ

わたし、
心の目が見えなくて苦しいの

神様
わたしに心の目を下さい

ねえ？
一時間でもいいから
あの人を還して

お願い　お願い　お願いよ

長生きしたら、人生の引き際を
それから、老いを
味わなくてはならないみたい

それでも、誇りがもてるよう
今から人生を生きなくちゃね

早くに亡くなったら
人生がもったいないような
何より、周りが悲しむみたい

だけど、病気には勝てないね

寿命って決まってるのかな？
いくつがべストなんだろう？

みいんなが少しでも
いい人生が送れますように・・・・

サイクラメンが店頭にならぶ頃、

かがり火たきましょか？

豚は饅頭をたべるかしら？



サイクラメンが店頭にならぶ頃、
あの人の微笑みが恋しい

サイクラメンが店頭にならぶ頃、
あの人は、毎冬、愛でてた

明日もっていきましょう
もう、鉢植えでいいんだものね

すごく悲しいけれど　

けれど、けれども、

”鉢植えのサイクラメン”

あの人へ・・・・
あの人のもとへ・・・・
明日・・・・

私を初めて抱いてくれたのは
看護士さん？お医者さん？

お母さんは何番目だったのかしら？


「星の王子様」の王子様の星へと
行ってみたいのよ
一日中、夕日を眺めるなんて素敵だわ
そして、
傍らには特別で唯一のおはなさんよ

お母さんは私を何番目に抱いたの？

奇麗で暖かい夕日に包まれたように
感じたのはいつかしら？

居心地のいい夕焼けに包まれたのは
いつだった？

人ってそれぞれ　
嫌なものが違ったりするんだよね

人ってそれぞれ　
悲しくなることって違うんだよね


例えばサ、
ハートフルなコマーシャル
誰かには、苦痛だわ

例えばサ、
ロマンチックなラブシーン
誰かには、残酷だわ



例えばサ、
はっきりいうと
同じ年くらいなのに
孤独を知らない君の存在とか
わたしには、目障りだったりするよ

わたし、
できた人間じゃないからさ
君の存在ってムカつくんよね　時たまサ
時たま

ポットのお湯はわき

泉には聖水溢るる

鳥は空を飛び

空き缶が空き地を飾る

草は風に揺れ

人は進化する　
否　後退か？

アナタは知ってますか？
人間が置いてきたものを

後退じゃなくて
あるべきもの
決して知識で知り得ない感覚

感情の大切さよ

飛び立て　飛び立て　我が感情よ

サイクラメンが咲く頃に

Op.13のソナタを弾いたなら
Op.27のソナタを弾いたなら
Op.28のソナタを弾いたなら

空に涙が溢れることでしょう

かがり火を見に行きましょう

サイクラメンが咲く頃に

フラッシュ！
　夏の海とドライブ

フラッシュ！
　フェニックスの葉々茂る道
　
フラッシュ！
　水道ジョウロでできた虹

フラッシュ！
　あの人の笑顔この人の笑顔

フラッシュ！
　あの人の泣顔この人の泣顔

フラッシュ！
　道路沿いの文房具屋
　でレターセット買った

フラッシュ！
　よる波、ゆく波、泣く僕

フラッシュ！
　窓から海を眺める感覚

フラッシュ！
　夜のバイパスを照らす照明


今夜、僕はビルの赤いランプ
が点灯するのを眺めた
明日も眺めよう
あさっても　そして君を思う

追憶の日々は
終わることがないだろう
生きてる限り



　

今よ、今
外にでてご覧なさいな
風が吹いてるわ　
落ち葉が舞ってるのよ
アスファルトの上で舞ってるの

その音　音楽　音色
その音　音　音

立ち止まって、聞き惚れたのよ
目をつむって、聞き惚れたのよ

そして何処かの家の庭には、
イルミネーションが灯ってるの

アスファルトの上でさえ
落葉は美しい　夜の落葉も美しい