詩人:ミチル | [投票][編集] |
思わず駆け寄りそうになる
そして言ってみたいのよ
「その仕事、僕にやらせて下さい!」と
メープル落葉の散る道を通る通勤歩道
歩いてゆく瞬間に、僕は幸せを感じる
でもはたして、それは仕事なのかしら?
お店の人たちゃ、ビル管理の人たちゃが
メープル落葉を掃いてるの
そして、チリトリへと運ぶのよ
ああ、掃いてしまわないで!!
メープル落葉の歩道を歩きたいのよ
せめて僕に掃かせてください その落葉
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比べるものなんてない
較べるものなんてない
何にも、誰にも、かえられないんだ
較べるものなんて
比べるものなんて
代りの人なんて
替りの人なんて
君は君は君なんだ から だから
ないんだ なんにも くらべられること
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僕達には必要なんです。 青い鳥が
と チルチルは言う
青い鳥なんていないのに
見つけてもすぐ飛び立ってしまうのに・・・・
だけど、必要なんだ
チルチルにはミチルには必要なんだ
「見つけたら、教えて下さい」
散る散る満ちる
散っては散っては満ちる花々よ 葉々よ 実よ
花は葉は実は満ちる 散る散る満ちる
喜びは散る 悲しみが満ちる
悲しみは散る 喜びが満ちる
喜びって? 悲しみって?
散る散る満ちてる この世には
正反対とは限らないけど・・・・
散る散る満ちる
儚きこの世で 終わりのあるこの世で
どこにゆくのか知らねども・・・・・
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いろんな器があるね
この広い空の下には
この広い宇宙にはね
僕はパイロットには
なれなかったけど
空飛ぶ器をもった人間も
いるんだね
いろんな器があるね
誰かが言ってたよ
いろんな
”いのちのうつわ”
があるってサ
僕のはどんな器?
君のはどんな器?
蝶や花や猫にも器
があるんだね
自分のいのちの器が
好きになれたらいいな
嫌いな自分丸ごと
好きになれたらいいな
君のいのちの器も
丸ごと好きになれたら
いいな いいな いいだろな
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お月様 待っててね
びょん ぴょん とんで
落ちた杵 見つけたよ
餅付きの 日取りには
間に 合うよね
できた餅 降らせよう
枝につき 揺れてたよ
カラン コロン 鳴って
誰かの手 僕 引きちぎり
さくらんぼ 形どりのはず
なのに猫、僕を 大好きで
今じゃ 一番の 友達だよ
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僕は知らなかった
こんな空があったなんて
高層ビルの飛行機の赤点灯
に見とれていたから
星って存在
も忘れてしまうような
色のない空
まるで絵の具を落とすために
くすませた水のような色だ
グレー?じゃなくてネズミ色
そこに人工光があって
そう、星なんて存在も忘れてしまう
僕は小学生の時、絵の具でくすんだ水
を背景に使うことを誰かに教えていた
先生とその時のことを思い出した
時に、絵の背景にはいいかも知れない
でも、僕はあの空は嫌いだ
飛行機の光と高層ビルの赤点灯だけが
僕を僕の世界に連れていってくれる
あんな、空があったなんて
僕は知らなかった
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単純なコード
同じメロディ
わたしは中毒
わたしの家は何処?
ワタシの家は何処?
あたしの家は何処?
ココロの家が欲しいの
還りたいって想う家が
欲しい 欲しいのよ
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大雨が降ってる
雨は私の代わりに大泣きしてくれる
蟻にとっては石が宇宙なの
あなたと私は二次元のお友達なのよ
唄ったら?
そしたら、宇宙も一緒に唄うよ
金魚も一緒に唄うよ
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悪態をついた私に
誕生日を忘れた私に
敬老の日に何もしなかった私に
贈り物をくれた、おばあちゃん
ありがとう
私が寂しいって知っててくれて
ありがとう
おばあちゃんが、デパートまで
お買い物に行く姿が目に浮かぶよ
大変だったでしょう?
なんだか、嬉しかった
ぼっかり、嬉しかった
ありがとう
おばあちゃん、まだまだ長生きしてね