詩人:ミチル | [投票][編集] |
君に冠をあげよう
星で編んだ冠を
君に勲章をあげよう
すみれの石の勲章を
君に灯(ひかり)あげよう
ひとすじだけの灯(ひかり)を
君だけの道
僕も同じように僕の道を歩んでる
でこぼこでこぼこ道だよ
僕達、家なき子は、
僕達、居場所なき子は、
辿る道を探し求めて
歩むだけだね?
君にメールしたいんだ。
でも、なんて書くのか思案中。
いや、
君に何もあげるのはやめておこう。
目に見えないものをあげる
例えば、実った実じゃなくて
実の採り方を教えてあげる
その実らせ方を教えてあげる
僕が学んだらきっと教えてあげる
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椿の花が ひらく頃
手入れしていた その姿
何度見た見た? 椿姫
一緒に見た見た 椿姫
幼い日々の 教室に
ジプシの踊りが ありました
椿姫にも ありました
先に気付いて 嬉しそに
わたしに報告 してくれた
そのはじまりの その幕に
目をこらしつつ 魅入ります
今年も椿が ひらきます
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ランタン灯けたよ
焚火ずっと見てても飽きないね
浜は静かになってます
お星様輝いたよ
いっぱいいっぱい
満天 満天
ユウガオはもう眠ちゃったね
それでも波はお休みしないんだって
ゆらゆら ゆらゆら ゆれてるんだって
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ほんとうはね
美人も偉人も
ブスも武士も
太鼓も太古も
ミクロもマクロも鮪も
花も空気も 鳥も虫も
同じなんだよ
みぃんな みぃんな
小さな 小さな
見えない 見えない
粒々だから
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タクシーの窓から
新緑を見てはキレイねと感嘆したあなた
花を見てはキレイねと感嘆したあなた
心に刻み込むかのように・・・・
まるで見納めかのように・・・・
あなたは何となく感じていたの?
僕が朝 起きると頭の中の旋律と頭の中の風景が
めちゃくちゃに交差する
7番の旋律 白い花を持って3列に並ぶ人たち 行進してる
アンダンテ・カンタビレ 僕はこれがいい
ラ・カンパネラ 何故か朝一番に響いてくる
僕は泣きたくなるんだ
僕はまだ、頭の中で7番の旋律だけを聴くことができないんだ
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例えば感覚とか感性とか感情とか
同じ物を見ても、同じ経験をしても
人それぞれに思いは違う
だけどその中でも微妙を超えて
一握りの人達だけがもつ感覚と
一握りの人達だけがもつ感性と感情
その中でもまた一人ひとり違って
違う人だから違って当たり前だけど
あまりにマイノリティな僕
どんな人とだって離れていけるし
別れて別の道をいくこともできるけど
僕は僕とだけは離れるわけにはいかないんだ
それがどんな僕でも・・・・
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君は何を探しているの?
探しては信じては失望する君
心の底は純粋で優しくて
私には到底できそうもない暖かい世界
をもってる
ね?美味しい?ね?いい香りする?
眠れないの?
私の傍らに来たらいいのに・・・・
一緒にピアノが弾きたいな
奏でるメロディーはきっと心に響くよ
それが和音でも不協和音でも
私の傍らに来たらいいのに・・・・
私の腕でそっと抱いてあげる・・・・
せめて一瞬だけでも一緒にいたいな
キャラメルのフレーバあげる
そっと一緒に
夜香花と輝く星達と穏やかな眠りにつこうよ
そっと一緒に暖かい毛布にくるまって
一緒にいようよ
そっと優しいメロディー奏でよう
君が眠りにつくまでのちょっとの時間だけ
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澄んだ空に オリオンの星
春には 暖かい 生命や
風にのって 飛んでく種達
雨の匂いが 懐かしい頃
南の夏は 台風そそぎ
空も海も 湿気帯びて
独特な風 やがて晴れて
道路はパーム 葉がちりばめて
強い陽射しが 肌色変えた
海眺めたら こころが浄化
秋のはじめの 澄んだ空気の
短い日々が 一番の空
色づいた葉は やがて準備が
ととのったなら 落ち葉になってく
金色の稲穂 やわらかい陽射し
稲刈りの音 機械の音が
懐かしさあおり 夢うつろいに
黄金色した 世界見渡す
季節はどれも 素晴らしいけど
春と夏と 秋が好きだな
それもこれも 冬があるから
静けさと 隠れた光と
ひっそり春を待つ 芽があるから