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慎也の部屋


[105] Fine Day
詩人:慎也 [投票][得票][編集]

逃れるべきものは無味乾燥

切なさに満ちる荒野の途中

夕陽に包まれて

約束のベンチでいつもの僕ら


何もかもは知れないけれど


見えるかな

誰にも見せない景色


まだ残る

それはお互いの夢

隠し持ったままで

お別れだ



住めば都

いずれは時が僕らを引き離のに

いずれは悲しい別れがあるのを知っているのに


住めば都


だけど楽しい出会いは刹那の記憶に移りゆく


2人の思いはもう言い尽くしたのかな

沈黙が目立っている

沈黙の都

埋め合わせのフレーズも

もう底を尽きたのかな



ばいばい


涙のないクールな姿が

夕陽に輝いているよ


感傷に浸る姿が似合わない

最後くらいは

あなたと笑い合って美しく終わりたい


先を見据えた君の目

逆光で黒く映った背中


夢を奏でている


風に沿って

空を駆け上がってゆく


また会えるといいな



2011/03/10 (Thu)

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