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慎也の部屋


[140] 生傷
詩人:慎也 [投票][編集]

ちょうど自分自身がどこかへ漂流して見つからない
方角も現在地もわからない
全体の地図を見下ろすだけの迷子のように
ほんとの気持ちとか素直になることへの疑いは
限界なく膨れ上がった

一人の生きる表現者として
とことん生きる課題をstruggleした
生きる壁を生爪で引っ掻いた

ちょうど服を脱ぐように
自身の束縛からは自由となった


孤独で辛辣な思いを重ね過ぎても
どこかに希望の光を見出し忘れない
そんな人間でありたいと願う

どうか
生きる力というものが欲しい

動じない
ヘタれない
くじけない

明日への志だけで
日々の道楽で
一生分のスピードと正確さと
見えない優しさで走れるような

生きる力を

2015/01/06 (Tue)

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