詩人:太一 | [投票][編集] |
悔しいのがいけないんじゃない
哀しいのがいけないんじゃない
泣きたい夜に泣けない事がいけない
無理して笑うくらいなら
この世の終わりのように泣けばいい
そうして、君が流す涙は何よりも美しいはずだから
詩人:太一 | [投票][編集] |
何時かそんなこともあったねって笑えるかもしれない
だけど
だけど今だけ
今だけは
そんな風にしたくない
想い出なんかにしたくない
貴方を感じて泣かせて欲しい
我が儘でもいい
貴方だけを思って泣かせて。
詩人:太一 | [投票][編集] |
叶わないって解ってる
都合のいい関係だって解ってる
一緒にいて楽しくて、笑って、抱き合って
只、それだけ
お互い好きだけど
これは「恋」なんかじゃない
単なる遊び
だけど
どうしてこんなに切ないんだろう
詩人:太一 | [投票][編集] |
少し不安になっただけとか
少し恐怖に足がすくんだだけとか
少し誰かに確かめたくなっただけとか
少し泣きたくなっただけとか
言い訳なんかしなくていい
辛いなら、いつでもおいで
泣きそうな顔で抱き着いてくればいい
八つ当たりで殴りにくればいい
そうしたら
君の頭を撫でながら言おう
「大丈夫だよ」
詩人:太一 | [投票][編集] |
自意識ってナイフみたい
鋭くって
でも脆い
鈍く光る矛先で
大事な人を傷付けて
自分も刺してしまって
自意識という名の凶器
自意識という名の狂気
あー
なんて痛みなんだろう
詩人:太一 | [投票][編集] |
大人になるって
足枷をつけてゆくみたい
仮面を増やしていくみたい
一歩が小さくなるみたい
せつない、ね。
でも
たまーに足枷が軽くなって
仮面外せて
踏み出す一歩が幼いころより大きい時がある
だからきっと僕たちは
迷って、屈折して、血を吐きつづけ、絶望しながらも
「おとな」になるんだろう
些細なことが幸せに感じるように
僅かな期待と希望を持って