だ い じ な こ と


無くした、なんて騒いで泣いていたけれど


無くしてなんかいなかった


だってほら

最初からアタシの此処に在るもの




無くしてなんかいない

今、やっと見つけた。

今日君に会えたら
馬鹿にされてしまう位の笑顔で






幸せだってつたえよう

君と


話をする理由

手を繋ぐ理由

抱きつく理由

キスする理由

セックスする理由

隣にいる理由





そんなに不安で気になるなら教えてあげるよ

理由と同じ2文字




好き

知りたいなら聞けばいいのです


たったそれだけなのです



返ってくる答の未知の恐怖に堪えられそうにない人は

一人孤独を泣くのです


わからないと呟きながら



それが滑稽だと知らずに

この気持ちも

いつか

あの頃は若かった


なんて言って思い出に変わる



傷付き、喜ぼうとも

全ては何時か昔になる




そう思った5分前アタシの思考


ほらもう過去だ




今は止まらない

一人でも平気
よわいひと


一人は淋しい
つよいひと



認めることが強い事


立ち向かうんじゃなくて
受け止めて
消化して
また流せばいい


どうやら僕は弱いみたい



どうしても立ち向かってしまうよ



そうして何時もボロボロになって
自分の吐いた嘘に塗れて沈んでいくんだ

僕が行く宛の無い文を書くのは


頭の中にある大きなうつわに、何かが貯まっていて

それが溢れだすから


溢れだして壊れないように
僕は思いを文字にする



この世界で僕が僕でいるために


生きていくために





黒いベロアの毛布にくるまって
ひっそりと

3日過ぎてしまったけど

ハッピーバレンタインの
チョコレート


それと、貸す約束だったDVD


COOLを吸うあの人には
好きなアーティストのライターを



まとめてあの人のロッカーに入れて
パタンとしめたら


今いる微妙な位置に


違和感で無性に泣きたくなった

鳴らない携帯電話

響くバイヴの空耳


にくったらしい携帯電話は
アタシの静寂を破ってくれない


早く電波でアタシの心震わせてよ

読みかけの小説に


「糸し、糸しと言う心」

戀



いとし、いとしといふこゝろ



嗚呼、恋かぁ