俺だけ？

って聞かれて

お前だけって答えた



アタシは聞かないよ

聞いてしまったなら
終わってしまうから



アタシだけな訳ないから
知っているから



満足するのはお前だけで良いよ

満たされない思いは
させたくないから


アタシが出来る唯一のこと

痛みとリスクは

何時になっても
慣れないものね
強くなりたいよ

なんて言っていたね



抱えていければ強いんだろう


泣いても
明日に向かい
立ち上がる君は


強い人だ


痛みも喜びも
すべて思い出にして
明日に生きる君



嗚呼素敵だよ

嗚呼変わりたい

揺らぐことのない自分が
欲しい


生きる中で
おこりうる全てを


泣いても
笑っても


力に変えていける自分が



前を向いて
立っていたいよ


強くしなやかに
誇らしい日々を

貴方が今いるのは
何処ですか？


ねぇ？
繰り返したいと、
過去を思い出しているのは

今を生きていますか？

辛くて
苦しくて
泣いて
思い出して
後悔して
願って



全て君が
あの人を愛していた証拠だ


ふっ切れなんて言わないよ


思い出に溺れていいよ

涙流して
夜を過ごせばいい



誰かを愛する気持ちを
君は今ひしひしと感じているから


きっとそれすら
愛おしいと思う日々がくるから


だから泣いていいよ

嘘だったとしても

君がくれた好き


大切にしたい

「愛してる」
なんて絶対に言わない


この想いは
そんな言葉じゃ表しきれないの


軽々しく愛してるなんて言いたくないの



言葉の重さ、苦しい程知っているから

隣じゃなくていい
傍にいなくていい


お願い

少しだけ
少しだけ近いところに

居てほしい



欲しがるなんて馬鹿はしないから


あなた、笑っていて


それだけでいいから

もうそろそろ
終わりかなぁ

すれ違いばっかり

貴方の言葉にも
私の言葉にも

前程の情は無くなってきていて


多分
2人
何も言わないけれど
解っている


終わりにしたくないのは
在るけれど

元を正せば
到底叶わぬ関係


終わりになるのは
何もなかったことになるだけ


なにも
なにもできないよ


ねぇ、貴方は今何を考えている？


私は、
気の速い脳が

走馬灯のように
貴方との思い出を
繰り返しているよ


泣きはしない
けれど
笑いもしない



追うのも
縋るのも
引き止めるのも


もう気力が残っていないよ


貴方に伝えた気持ちも
曖昧な状態


なにもできない

立つ気力さえもう
この身体に残っていない


膝が嘲笑っている



座りこんだ床は
ひんやりしている



君の温もり



もう、想い出せないよ











あんなに、焦がれていたのに