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太一の部屋


[26] ブラックスター
詩人:太一 [投票][編集]


何時も笑ってた


いい年してアタシより子供みたいで

無邪気で純粋だった



19の誕生日にプレゼントねだったら


桜の花びらにまみれて

不格好なブラックスター

甘く疼く傷をくれた


それからは

毎日
2人で縺れるようにじゃれあって
激しく貪りあって

全て一緒に過ごしてきた





お前がアタシの首筋に印残した朝
何も疑わなかったあの朝


思い出とキスマークと
ブラックスター残して

お前は消えた







春が来る



思い出とあの朝のキスマークは消え入りそうだけど


桜の下で
情事のもとで
愛おしそうにブラックスターにキスするお前が

焼き付いて離れない

2009/02/21 (Sat)

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